2013年10月29日火曜日

浦波の運足 新陰流直毘会



先日の稽古動画の中で、浦波から浮舟の流れを何度か繰り返していましたが、やはりあの部分は色々と解釈が難しいと思います。
ですので、少しでも参考になればと思い、動画とともに自分の考えを手短に。
まず浦波の、巻切りの部分を説明します。
使太刀は霞之太刀で大胯に、打太刀は魔之太刀を空打し、深く入身します。
使太刀は右足から打太刀の背後へ踏み込み(これも大胯に、とあります)巻切りを行うのですが、その踏み出す足幅が狭いと打太刀との空間が狭くなってしまい柄中や手を捕捉されかねません。
しかし霞之太刀の形から大きく前に出ている左足を始発点にして右足を踏み出すと、自然、打太刀に対して自ら入って行く格好になり、相手との距離が充分に取れなくなります。
打太刀が深く入り、使太刀も自ら距離を詰めると、お互いが近づいてしまうため、どうしてもそうなります。
では真横に足を踏み出せばいいだろうとは思うのですが、大きく開いた足幅で、真横に足を踏み出すのは難しい。
その解決策として、自分は以下のような足運びをしています。
霞之太刀で大胯に踏み開いた左足を、一度右足の前に集めます。そこを始発点に右足を踏み出しながら巻切りを施します。
そうすれば、左足を引いた分だけ、相手との距離を自分から開くことができると考えてのことです。
動画では、特にその巻切りの部分を取り出して集めてみました。
巻切りの角度や軌道に関しては、まだまだ考慮しなければならないと思いますが、ひとまず運足だけでも参考になれば幸いです。
ならなかったらすいません。

ではまた稽古で。

2013年10月24日木曜日

稽古風景



先日の稽古で撮った動画を編集し、当会の紹介動画としました。
会員の方の許可をいただき投稿しております。

えーと。なんか書こうと思ったんですけど、また忘れました。

そう。こうして別の角度から自分の稽古を見るのも面白いですよね。
色んな修正点が見つかるので、とてもためになります。
慣れないうちは、見る度、自分の下手さに凹んでいましたが、直す点が見つかったのだと前向きに考えるようにしてはいます。
してはいるが、やっぱり凹む。
凹んだり、いい気になったり、そんなことを繰り返してちょっとでも上手くなりたいなあと思うんだな、ぼくは。
みつを

2013年10月22日火曜日

十一月稽古日程

お疲れ様です。十一月の稽古は以下の日程で行う予定です。
よろしくお願いします。



新宿区新宿スポーツセンター第二武道場
11/4 () 16:3020:00
11/11 () 16:3020:00
11/18 () 16:3020:00

江戸川区南葛西会館レクリエーションホール2
11/13 () 19:0021:00
11/27 () 19:0021:00

12月以降の予定
12/11 () 19:0021:00
12/18 () 19:0021:00
1/15 () 19:0021:00
1/29 () 19:0021:00



新宿区新宿スポーツセンター

江戸川区南葛西会館
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsuguide/bunya/bunkachiiki/c_minamikasai/index.html

新陰流直毘会ブログ

2013年10月19日土曜日

十禁集

兵庫助として有名な、柳生利厳先師の著した「始終不捨書」という目録の中に「十禁習之事」というのがあります。
会員の皆様の今後の稽古の参考になればと思い、こちらにあげてみました。
ですが会員の皆様がこのブログを見ているかどうかはよく分かっていない。
見ていない可能性があることを、書き終えるまで気づかなかった。
でもまあ、せっかく書いたので、そのままあげます。

禁習とありますが、あまりそれを気にしすぎて動きが固くなるのも困りますので、頭の片隅にでも留めておき、なにかの時に思い出すぐらいで構わないとは思います。
稽古を重ねていけば、いずれ気づくこともあるでしょうし、自然と、どこかで行き当たるのではないでしょうか。
そんなぬるいことを言っていて良いのかどうかは分かりませんが、あんまり厳しい考えは性に合わないし、当会はそんな感じでやっていきたいという固い決意のあらわれでもあります。
それぞれ下にあるのは道歌といって、口伝の教えを歌書き風にしたものだそうです。


一、面ヲ引ク事(一)
 面(おもて)引く、くせはわずかの事ながら、心の引くをきらいこそすれ

一、身ト手別ル事(二)
 打込に身と手分るるそのときは、切り畄りつつ太刀ものびえず
 (畄は留でしょうか、きりどまりつつ、と読むのかな)

一、胸反レバ手太刀不展事(三)
 胸反れば、打込む太刀のとどきかね、かたより、つまり、五体不自由

一、胸ニ肱ノ付事(四)
 白徒の截合を見よや、必らずや胸に肱つき、手前きりなる
 (白徒は素人ですかね)

一、腰ノ折レ 踞ル事(五)
 腰の折れ、またすわるのをきらふなり、折れてすわるは、なおあしきなり

一、膝ノ踞ル事(六)
 かけひきに、膝のすわるに二ツあり、つかれ足をば、分けていましむ

一、前エ及ビ懸ル事(七)
 截合に心ひかれてとにかくに、及びのかかるは初中後のくせ

一、手ノ下ル事(八)
 截合に、手の下るのは直すべし、せっかく勝て、負にこそなれ

一、両足一度ニ踞ル事(九)
 両足の一度にすわる不自由は、ぬかり砂原倒れやすさよ

一、拳ニテ太刀ヲ使フ事(十)
 拳にて太刀を使うはよわみにて、手の内まわり、打合いに負く


この後段には「十好習之事」というのがあります。また機会があればこちらにあげていこうと思います。
そちらも合わせて考えながら、普段の稽古を見直すようにすると良いようです。
と、自分自身に言いたい。すいません、はい、そうします。
逆に考えれば、敵方を、このような動きになるよう仕向けることができれば、有利になるのかも知れませんね。



2013年10月15日火曜日

動画(独り稽古)



先日、独りで稽古した際に撮ったものです。
動画編集や投稿のテストが主な目的ですので、質に関しては保証できない。
という保険をかけておかないと、なんかつらい。

そんな前置きはさておき、動画では十五度の太刀筋を集めてみました。
色々と反省点はありますが、それは自分の胸にしまっておきます。
目安としては、順の際には右目を、逆では左目の上を、太刀筋が通るようにすると、良いようです。
まあ、見返すと、だいたいその辺を通っているようです。
なんか色々と書こうと思っていたのですが、だいたい忘れてしまいました。
今後はまめにメモを取ったり、あらかじめ用意しておくようにします。

ま、なにせお試しですから(保険)。

10月稽古日程

十月は回数が少ないですが、よろしくお願いします。

○新宿区新宿スポーツセンター第二武道場
10/21 (月) 16:30~20:00

○江戸川区南葛西会館レクリエーションホール2
10/9 (水) 19:00~21:00
10/23 (水) 19:00~21:00

十一月以降の予定
11/13 (水) 19:00~21:00
11/27 (水) 19:00~21:00
12/11 (水) 19:00~21:00
12/18 (水) 19:00~21:00



○新宿区新宿スポーツセンター
http://www.shinjuku.esforta.jp/

○江戸川区南葛西会館
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsuguide/bunya/bunkachiiki/c_minamikasai/index.html

2013年10月9日水曜日